・日時:2017年5月19日(金)、20日(土)
・場所:CSA貸会議室レイアップ御幸町ビル
(静岡市葵区御幸町11-8 054-269-5070)
・場所:CSA貸会議室レイアップ御幸町ビル
(静岡市葵区御幸町11-8 054-269-5070)
≪第36回大会概要≫
2017年度の全国大会は静岡での開催となります。今回は、「文学とコミュニティ」が特別講演とシンポジウムに通底するテーマです。特別講演は小泉凡先生にご登壇をお願いしました。静岡市に隣接する焼津市は、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)がかつて6回の夏を過ごしたところとしても知られています。このたびは、ハーンの再話文学を地域活性化、地域教育に活かした、松江と焼津の事例を中心に、文学の社会的活用の可能性について、お話いただけるとのことです。シンポジウムでは、ホーソーンの周辺の文学者たちを取り巻くさまざまなコミュニティをめぐり、尾直知先生、白川恵子先生、本岡亜沙子先生、貞廣真紀先生に、フラー、オルコット、ソーロー、メルヴィル、ホイットマン、および黒人の反乱などを題材にして、論じていただきます。ワークショップでは、上原正博先生、妹尾智美先生、田島優子先生、大川淳先生が「痣」を精読されますが、実験的な運営を試みますので、会員のみなさまにも是非にご協力いただきますようお願い申しあげます。
2017年度の全国大会は静岡での開催となります。今回は、「文学とコミュニティ」が特別講演とシンポジウムに通底するテーマです。特別講演は小泉凡先生にご登壇をお願いしました。静岡市に隣接する焼津市は、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)がかつて6回の夏を過ごしたところとしても知られています。このたびは、ハーンの再話文学を地域活性化、地域教育に活かした、松江と焼津の事例を中心に、文学の社会的活用の可能性について、お話いただけるとのことです。シンポジウムでは、ホーソーンの周辺の文学者たちを取り巻くさまざまなコミュニティをめぐり、尾直知先生、白川恵子先生、本岡亜沙子先生、貞廣真紀先生に、フラー、オルコット、ソーロー、メルヴィル、ホイットマン、および黒人の反乱などを題材にして、論じていただきます。ワークショップでは、上原正博先生、妹尾智美先生、田島優子先生、大川淳先生が「痣」を精読されますが、実験的な運営を試みますので、会員のみなさまにも是非にご協力いただきますようお願い申しあげます。
【第1日目】
・開会のことば
・研究発表(発表を希望される方は、下記の応募規定に従い、
ふるってご応募ください)
・開会のことば
・研究発表(発表を希望される方は、下記の応募規定に従い、
ふるってご応募ください)
・ワークショップ
「痣」を読む
司会・講師 上原正博(専修大)
講師 妹尾智美(立命館大)
講師 田島優子(宮城学院女子大)
講師 大川 淳(京都ノートルダム女子大)
<概要>
このワークショップはその原点に戻る実験を試みます。当日までに登壇者と会員諸氏とがWEB上の回覧日誌(SNS)にて交流する(共同作業を進める)ことで、「痣」の理解を共有していくことになります。読書会を大きくしたものとお考えいただければ幸いです。まず、協会ホームページに登壇者が短い論考を掲載します。それらを会員諸氏にお読みいただき、意見や疑問をお寄せいただきます。それらの意見を参考にしたり、疑問にお答えするように努めつつ、登壇者は論考を改訂してまいります。最終版は、大会前にホームページに再掲しますので、会員諸氏にはそれらを事前にお読みになってお越しいただき、会場にて意見交換を行うことで、短編に対する精緻な理解を練り上げていくことを目指したいと願っています。詳細はホームページにて(および、可能な範囲で各支部のMLなどをつうじて)ご案内いたします。みなさまのご協力なくしてワークショップの成功はありえません。よろしくお願いいたします。
<全体の流れ>(予定)
1. 登壇者はそれぞれ邦文3000字〜4000字程度の草稿を用意する。
2. それを2月下旬か3月上旬にホーソーン協会のHP上に掲載する。
3. 会員諸氏から、それらを読んだ後、コメントや質問を寄せていただく。
4. 登壇者はそれを元にして改訂や議論の精緻化を目指す。
5. 大会前に最終版を5000字ないし6000字のペーパーにまとめ、
HPに掲載する。
6. ワークショップ参加者は(原則として)事前にペーパーを読み、
ワークショップに参加する。
7. 登壇者は参加者全員がペーパーを読んでいるという前提で、
15分程度の報告を行う。
8. 質疑応答や討議にある程度の時間(40〜60分)をとり、
内容の充実した、 テーマをしっかりと掘り下げた意見交換による
ワークショップとする。
1. 登壇者はそれぞれ邦文3000字〜4000字程度の草稿を用意する。
2. それを2月下旬か3月上旬にホーソーン協会のHP上に掲載する。
3. 会員諸氏から、それらを読んだ後、コメントや質問を寄せていただく。
4. 登壇者はそれを元にして改訂や議論の精緻化を目指す。
5. 大会前に最終版を5000字ないし6000字のペーパーにまとめ、
HPに掲載する。
6. ワークショップ参加者は(原則として)事前にペーパーを読み、
ワークショップに参加する。
7. 登壇者は参加者全員がペーパーを読んでいるという前提で、
15分程度の報告を行う。
8. 質疑応答や討議にある程度の時間(40〜60分)をとり、
内容の充実した、 テーマをしっかりと掘り下げた意見交換による
ワークショップとする。
・特別講演
講演者 小泉凡氏(島根県立大、小泉八雲記念館館長、
焼津小泉八雲記念館名誉館長)
演題 ハーン文学とコミュニティ・ツーリズム、地域教育
――松江と焼津での取り組みから――
講演者 小泉凡氏(島根県立大、小泉八雲記念館館長、
焼津小泉八雲記念館名誉館長)
演題 ハーン文学とコミュニティ・ツーリズム、地域教育
――松江と焼津での取り組みから――
・総会
・懇親会 会場未定
【第2日目】
・シンポジウム
「陰画としての知のコミュニティ──ホーソーンの周辺事情」(仮題)
司会・講師 尾直知(中央大)
講師 白川恵子(同志社大)
講師 本岡亜沙子(広島経済大)
講師 貞廣真紀(明治学院大)
<概要>
18〜19世紀のアメリカでは、共和国建設ののち、ヨーロッパからの学術的独立が志向された。共和国的な文学・文化、科学、出版のあり方について検討する種々のコミュニティが形成され、国内のみならずトランスナショナルな動きも活発化していく。そのような知のコミュニティとしては、アメリカ哲学協会、サタデークラブ、さまざまの講演会、さらにはより私的な読書会などがあるが、その実態はまさに十人十色のありさまを呈する。若きアメリカは、個人においてではなく、むしろこのようなコミュニティを通じて知的独立を引きよせ、民主国家をさらに確固たるものとし、奴隷制廃止・女権拡張・社会改良などにも関心を示したのだ。ホーソーン自身は、ブルックファームをのぞけば、そのような活動に積極的に関与した形跡は見られないが、アメリカやイタリアでのコミュニティと触れあいながら作品を描いていたことは疑いがない。本シンポでは、ホーソーンと時代的・地域的に近い知的コミュニティ活動を取りあげて、その内実を比較しながら、このような知的人的交流が持つ意味をあぶり出したい。
・閉会のことば
≪研究発表応募規定≫
2017年1月5日掲載の本サイト記事をご参照ください。
(大会準備委員 橋本 安央 記)